21世紀教育研究所 ブログ
不登校を克服したお母様の体験記

自立できるようになるまで、見守っていきたい

ペンネーム ピヨさん

息子は中学2年生になって数週間通った後に学校へ行けなくなりました。コロナの休校開けてすぐという事になります。
きっかけは中学1年生の後半にあった友達とのトラブルだったと思います。その後緊急事態宣言が出て学校が休校になり。その間学校には行けなくなるも?という前兆は見られました。外に出たがらない。外から見られるかもかもしれないとカーテンの隙間をクリップでとめたり。人に会いたがらなくなったり。そんな息子の様子を見ていたので、私なりにもし学校へ行けなくなったらどう対処すれば良いのかを、ネットで調べていたりしました。無理に行かせない方が良いとか、よく話を聞いてあげると良いとかなど。
そしていざ学校が始まると息子の態度が日に日に悪くなっていきました。朝起きられない。学校へ行く用意が出来ていない。暴言を吐くなど。覚悟はしていたものの、あまりにも変わっていく息子に私から「もう学校には行かなくてもいいよ」と言いました。
息子の為でもあったし、日に日に変わっていく息子を見るのも辛かったし、何より自分がもう疲れてしまいました。
息子は、学校へ行かなくてもいいとなった事で初めの数日は落ち着きを取り戻していきました。もうあの場所へ戻らなくてもいいんだ。もう会いたくない友達に会わずに済むんだと思ったら少し安心できたようで。
ただここから彼の今まであった嫌だった事、友達への復讐心などがどんどんあふれ出てきました。殺してやりたい。復讐してやりたい。世の中は全て敵のような話を毎日聞いていました。息子の話を聞いてあげるとが息子を救えると思いながら。それと同時にこんな息子になってしまったのは私のせいだと自分を責め続けていました。
そしてある日、私の心と体が耐えられなくなり鬱になりました。
食事が喉を通らなくなり、眠れなくなり。心療内科へ通いながら、でもやっぱり家には息子が居て。
息子をどうこうよりも私が楽になりたい、という思いがこの頃はとても強くなっていたと思います。そんな中、武田さんの事を知ったのです。
武田さんのメール講座を読んでとても励みになっていました。でもそれだけではまだまだ楽になるというところまではいかず武田さんのLINEでのカウンセリングを受けてみたいとなったんです。
どんな事をするんだろう?本当に心が楽になれるんだろうか?などの思いもありましたが、武田さんの言葉を信じて、本気で自分を変えようと思い、教えて頂いた事を毎日実践していきました。時には落ち込みながら、時には涙を流しながら。そうしていくうちに不思議と私の心が少しずつ少しずつ変わっていったんです。自分の事を責めなくなり、少しずつ前を向けるようになっていきました。そしてカウンセリングが終わりに近づく頃にはびっくりするくらいに自分を変えられていました。楽になっていたんです。
今でも武田さんに教えて頂いた事は続けています。毎日を楽しく生きる為に。
今振り返ると、息子の不登校という問題は息子の問題だけではなく親の生き方、考え方の問題でもあったんだと気付かされます。それを息子が教えてくれたんだと。
今私は落ち込んだり悲しくなったりする時も、もちろんあります。でも武田さんとのカウンセリングのおかげで、すぐに気持ちを切り替えられるようになりました。息子にも笑顔が戻ってきました。
彼は今、フリースクールに通い始めています。この先どうなるかは分からないし、フリースクールに通えるようになった事はまだゴールではないですし。
彼が自立できるようになるまで、見守っていきたいと思っています。

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